みんなの説明会(みんせつ)

IR VOICE # 01

株式会社
博報堂DYホールディングス
IR室 室長代理・IR部長
八木 聡さま

株式会社
博報堂DYホールディングス
IR室 室長代理・IR部長
八木 聡さま

電子部品企業と広告企業という全く異なる業界で30年以上の財務・IRを担当されてきた八木さん。長年の経験から、欧州から起こりうる金融法規制の変化をいち早く捉え、既存サービス・企業以外に投資家との接点をできるだけ増やそうと試みて出会ったのがみんせつだった。

みんせつを活用してより多くの投資家との出会いを作る

中安: はじめに、八木さんがどういうご経歴で何をされているかを教えていただけますか。
八木: 私は83年に前職のTDKに入社し、経理で働き始めました。その後ヨーロッパを中心に海外に赴任し、帰国後はIRの仕事に就きました。TDKのときに6年近くIRを務め、2004年に今の博報堂に入社しました。2005年に上場を控えていて、社内にIRを知っている人間がいなかったので、私が引き受けました。上場準備から上場、そして今に至るというのが簡単な略歴です。

みんせつを知ったきっかけ

知人のIR担当者が
Facebookでみんせつにいいね!をして知った

中安:みんせつをお知りになったきっかけを教えてください。
八木:IRの業務をしていると同業他社だけでなく、ほかの業種のIR担当の方とも接点があるんです。その中の一人が Facebookでつながっていて、みんせつに「いいね」をしたんです。そのときに「あ、中安さんがやられている」と。それで どういうものかを見にいって、これは情報ソースとして有効かなと思って登録したというのがきっかけです。今からち ょうど1年前、みんせつのサイトが始まって直後ぐらいじゃないですかね。

みんせつを使う理由・使い方

投資家との接点をできるだけ多くするために活用

中安:みんせつを使ってみていかがでしたか。
八木:決算説明会は集客できなければ会社が情報発信しようとしても伝わらないので、いかに多くの人に来てもらうか が重要です。前職のTDKの場合は、あまり声を掛けなくてもすぐにいっぱいになるくらい市場の認知度は高かったわけ ですが、博報堂DYの場合は、資本市場の注目度がそれほどではないため、いかに知ってもらい来てもらうかが課題で す。現在は、他社のIR支援サービスを使って告知をしていますが、さらに株式市場に接する面が多くなれば多くなるほど 認知が広まるので、様々な手段を使って自社のことを知ってもらおうというのが目的でみんせつを使い始めました。
また、会社としての魅力がなくて来ていただけないのは仕方ないが、なんで来てもらえなかったのかの理由が知りたい。 そのとき、みんせつを見ることによって同じ時間帯に、セクターは違うが注目度の高い会社が説明会をやっていたこと が分かります。そうであれば、次回どう対応しようか、準備をしておこうかという対策が練れるのでそのような活用の仕 方をしています。

今後のみんせつに期待すること

各々の企業に最適な潜在投資家を紹介して欲しい

中安: みんせつに期待することは何でしょうか。
八木: 海外の投資家に多いのですが、突然会いに行きたいと言われても、どういう投資家かが分からない。だから投資家の概要をすごく知りたいです。証券会社やIR支援会社が公式な情報を持っているんですが、どこまで生の情報なのかがわからない。運用会社のWebサイトに載っているような一般的な会社情報ではなくて、どういったスタイルの運用をしていて、どういうキャリアの人なのかが分かれば、この人と会うべきか会わないべきかという判断ができます。もし、投資家から取材の依頼があっても、その投資家がどういう投資家なのかが分からないと、取材をお受けするかどうかの判断ができませんので、そういう情報があるとありがたいです。
中安: 例えば、運用担当者の経歴などのプロフィールも分かったほうがいいということでしょうか。
八木: それがあれば、ありがたいです。例えば去年、アジアに出張したときに「久しぶりですね」と言われた投資家がいました。その方の顔は覚えているんだけど、あまり思い出せなかった。話をしている中で、「実はアナリストのジュニアをやっていたときに一緒に取材に行ってお世話になったんですよ」という話を聞いて漸く思い出しました。事前に投資家のプロフィールが分かっているのとそうでないのとで、準備する内容が全く異なります。特に最近は日本でもそうですが、海外の方はどんどん転職されたり、自分でファンドを立ち上げられたり、または会社の名前が変わられたりするじゃないですか。そうすると、この名前は覚えがあるんだけど別の会社でお会いした気がするという曖昧な状況に陥ってしまいます。そういうのがスッと追えるとありがたいです。
あと、今後は特に海外において投資家と証券会社の関係が随分変わっていくというふうに伺っていますので、その中で今後どういう形式のミーティングのアレンジを、誰に依頼したらいいのか分からなくなってくると思っています。海外も国内もそうですが、必ずこちらから会いたい投資家と、潜在的に会っておいたほうがいい投資家と二種類あるわけです。こちらから会いたい投資家はブローカーにお願いしなくてもメールアドレスが分かっていればメールすれば良いし、もしくはみんせつの中でボタンを押すだけでコミュニケーションが取れると便利ですよね。ただ本当に会うべき投資家というのは中々見つけられないので、日々投資家と接している人がニーズを探してきてアドバイスをしてもらいたいと思います。今までは証券会社の方がやってくださっていた部分ですね。

八木さんの野望

積み重ねてきたIRの知見・経験を次代に活かす

中安: 最後に、八木さんの今後の野望をお伺いさせていただけますか。
八木: IRという仕事をするにあたり、やはり経営の目線で考えて話をしないといけないと常々考えてきました。今後はそういった知見・経験を活かせる仕事をしたいと思います。もういい歳だしね(笑)。責任を持ってフロントに出ていく立場ではなく、IRをサポートする側になると思います。
あとは会社としては、どちらかというと今置かれているセクターは、IRにそれほど積極的ではないと言われているセクターだと思っていますので、そういった中でわれわれも頑張っているというところが外からも見えるような形にしたいと思っています。例えばIRの評価という意味では、IR協議会がIR優良企業賞ですとか、あとはアナリスト協会がディスクロージャーの優秀な会社ということで、いろいろとポイントを付けて評価をしてくださっているので。そういったところでトップなり、いい会社という評価を得られるような形にしたいと思っています。
中安: 八木さんが今まで経験されたIRのノウハウを求める人は多いと思います。是非IR勉強会などで皆さんに共有していただければありがたいです。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。