みんなの説明会(みんせつ)

IR VOICE # 02

株式会社ディスコ
IR室 室長代理
鈴木寛之さま

株式会社ディスコ
IR室 室長代理
鈴木寛之さま

ダイシング・グラインディングという半導体製造工程において世界シェア8割を誇り続けている株式会社ディスコ。業界変化が激しいが故にニーズの高い期中のアップデート動画や決算概要の説明動画、Web上でのIR取材予約サービスなど、最先端のIR活動を追究し続ける鈴木さんが、証券会社のアナリストに紹介されたのがみんせつだった。

みんせつを活用して更にIRの自動化・効率化を図る

中安: はじめに、鈴木さんがどういうご経歴で何をされているかを教えていただけますか。
鈴木: 幼いころから農業に触れ農学を学んでいたことから大学を卒業後、外食産業の会社に入社しました。しかし、たまたま配属された企画部門において、適時開示の仕事に触れたのがきっかけで、IRに携わることになりました。4年半ほど外食産業で働き、その後2008年にディスコに入社しました。ディスコに入ってからは、一貫してIRをやっております。

みんせつを知ったきっかけ

証券会社アナリストの紹介でみんせつに出会った

中安:みんせつをお知りになったきっかけを教えてください。
鈴木:証券会社の株式調査部アナリストに紹介してもらいました。もともと、弊社のIRの取り組みに興味がありそうな方はいませんか?という話をずっと各アナリストの方にしていました。そこでみんせつの中安さんのことをご紹介してもらって、みんせつというサイトを知ったというのが、最初のきっかけです。

みんせつで解決した課題

他社と決算説明会の日時が被ってしまう問題を解消

中安:みんせつを使ってみていかがでしたか。
鈴木:率直に非常に良いと思っています。みんせつを使う前の課題として、同業他社と決算説明会の日時が被ることが問題意識としてありました。昔、あるセルサイドの方が、「カバレッジしている企業の説明会が、同じ日に5社被り、さすがにつらかった。何とか分散できないものですかね」と嘆いていました。以前から、精密・半導体製造装置セクター内で、説明会の開催時間を調整したほうがいいという問題意識を持っていたので、同業他社やセルサイドのカバレッジで日程が被りそうな企業には、個別に電話をして、あらかじめ日時を聞いたりしていました。ただそれも手間がかかるため何とかならないものかなと思っていた矢先、その課題をみんせつが解決してくれました。みんせつが説明会情報を集約することで、他社の説明会日程がわかるようになり、同業他社と日程が被るリスクが大幅に減りました。

今後のみんせつに期待すること

自由に掲載・発信できる投資家向けポータルサイトが欲しい

中安:みんせつに期待することは何でしょうか。
鈴木:みんせつは企業の情報が充実していますが、現時点では証券取引所に公開している情報に留まっている。企業には、自社のWEBサイトだけに載せている情報が少なからずあります。それを企業の担当者が自由にみんせつに掲載できる機能があったらいいと思います。例えば本決算の特集ページを作って、今回の決算のポイントやよく聞かれる質問とその回答を集めて、広く機関投資家やアナリストに開示していけたら面白いのかな。忙しい機関投資家に向けて全上場会社の情報を網羅的に取得できるサイトは重宝されるのではないでしょうか。
中安:これは企業向け有料プランですが、弊社では「注目の説明会」コーナーを設けております。「注目の説明会」では、企業概要だけでなく、業界動向や競合他社比較など全部ひっくるめた特集ページを掲載しています。決算説明会情報が多すぎて埋もれてしまうため、この「注目の説明会」でハイライトして、より多くの投資家さんに来てもらうという活動をやり始めています。

ディスコの進める先進的なIRの取り組み

ITを駆使して、最先端のIRを推進する

中安:御社はIRの効率化を最先端で実行されている印象ですが、何かトリガーのようなものがあるのでしょうか。
鈴木:弊社は、会社を挙げて進化・改善をしていこうという文化が根づいていて、常日頃から改善活動を実施しています。「Performance Innovation Management」、頭文字を取ってPIM活動と呼んでいます。一般的に改善活動と言うと製造部門が主体ですが、弊社の場合は経理や人事など間接部門も行っており、やり方や考え方を変えて、定型業務も進化・改善させています。自発的な活動を促すのがポイントで、毎月1回のペースで改善事例を対戦形式で発表しており、勝敗はオーディエンスの投票によって決まります。その勝敗が最終的に賞与の一部にも影響するのでみんな真剣です。その中で私の追い求めることは、いかに効率的に仕事ができるかです。アウトプットのクオリティは変えず、効率化で工数を減らす。効率化して生まれた時間でまた新しいことを考える。例えば、データをフォーマットに入れると、集計や説明資料が全自動ででき上がるという仕組みを作りたいです。文章を書く機会も多いのでそれも人工知能が作ってくれないかなと常々考えています。ITを活用すれば、IRの雑務はもっと効率化できると思うんです。弊社は年間約400件のIR取材を対応しています。普通ならその日程調整だけでも相当な労力を要するところをWEBによる取材予約システムを内製して効率化しています。また取材の都度、同じ内容を説明するのであれば、説明内容を収録した動画を作成し公開すれば公平で、投資家も効率的に取材することができますし、なにより私が疲れない(笑)。こうした効率化により、IRの本来業務である投資家との対話や、わかりやすい説明を考えるといった本質的なことに時間を費やせると思っています(補足:ディスコは米誌Institutional Investor 2017 電機・精密セクターBest IR Companiesランキング1位に選出)。
中安:鈴木さんが考えられているように、未来はIRの自動化も進む可能性がありそうですね。弊社でも、ミーティングの日程調整や簡単なQ&Aなど、人手を介す必要のない部分をどんどん効率化し、投資家と企業が対話に集中できるプラットフォームを目指していきます。本日は貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。